自分の一般質問の日でした。
質問時間は1時間。
淡々と質疑をしているとどうしても聞いている人が飽きてしまいます。それでも淡々とやれと言う話もあるのですが、単調にならず他の議員にも集中して聞いていただくことは、多くの議員の賛同を得るためには重要ことになってきます。
そのため壇上でしゃべる際は、全体に投げかけるような疑問文を入れる、ジョークを入れる、へぇっと思える薀蓄を入れるなど聞きたくなるような工夫をしています。
今回もそのつもりで壇上での質問にちょっとしたジョークを入れたら意外と反応があり、自分でもつられて笑ってしまいました。
さて、質問はごみ行政についてです。
議員が行う議会の質問にはいくつかタイプがあります。
・提案する質問
・要望する質問
・行政の方向性を質すもの
・政策を変更・是正させるもの
・普通の質問←ダメ絶対
議員の質問を聞いていると概ねこんなところに分類されます。今回の私の質問は「政策を変更・是正させるもの」を意識しました。
現在の国立市の考え方だと、ゴミの収集方式を戸別収集に変更しようという考えがあります。
しかし、
・費用が現在の集積所方式より約9400万円かかる試算がある
・実施した自治体でごみ減量効果が2%前後の効果があるとしているがホーソン効果の可能性が高い
・市町村における家庭ごみ収集政策の実証分析という論文によると、資源ごみを除くごみで集積所方式の方が減量効果があるという統計データがある
といったことを根拠に、仮にゴミを有料化したとしても集積所方式のまま収集を行うべきと主張しました。
確かに、ゴミを有料化した際に戸別収集をしないと指定袋に入れないで捨てるなど不法投棄が見られるという心配もありますが、私は国立市民のマナーを信じ、純粋に費用対効果が圧倒的に優れた政策をとるべきだと考えています。
(ホーソン効果・・・とは、治療を受ける者が信頼する医師などに期待されていると感じることで、行動の変化を起すなどして、結果的に病気が良くなる(良くなったように感じる、良くなったと治療者に告げる)現象をいう。ホーソン効果は、プラセボ効果の一部として統計上扱われる場合がある。ホーソン効果は、米国のホーソン工場(en)で、労働者の作業の効率を向上目指すための調査から発見された現象であるためこの名がある。
ホーソン実験
照明実験
工場の照明と作業能率の相関関係を調べることが目的の実験だった。
しかし、照明を明るくした場合に従来より高い作業能率となっただけでなく、照明を暗くしても従来よりも作業能率が高くなることが計測された。
リレー組み立て実験
賃金、休憩時間、軽食、部屋の温度・湿度など条件を変えながら、6名の女性従業員が継電器を組み立てる作業能率がどのように変化するかを調べた。しかし、どのように変更を行っても実験が進むにつれて作業能率は上昇した。途中でもとの労働条件に戻す形の条件の変更を行った場合にも、作業能率が上昇した。ウィキペディアより)
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